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早くも2015年の流行語内定か!?『第3の朝食』ブームに乗り遅れるな!

 

『朝ごはんは「ご飯派」?「パン派」?』

仲良くなりたての頃、気になるあの人との会話の話題に困った時には、こんな質問をすることってありませんか?しかしこれから、この質問をしていると

「(時代遅れ。。。)」

と思われてしまうようなブームが、日本全国の朝に訪れようとしています。。。

 

そのブームとは、

「第3の朝食」、グラノーラ!!

2012年から大きなブームになった「グラノーラ」。しかし、2015年もその勢いはとどまるどころか、「ある商品の影響で」さらに大きなブームになると考えられています。今、大きく注目されている朝食市場。そのいきさつに少し触れつつ、「グラノーラ」が今後さらに流行すると思う理由を紹介したいと思います。

 

 

朝食を最初に狙ったのは外食業界

最初に「朝食」に目をつけたのは、少子高齢化の影響で顧客の新規開拓に頭を悩ませていた外食産業でした。昼と夜の時間に比べて圧倒的に店舗稼働率が低い朝の時間に目をつけ、集客力アップを図ろうと「朝メニュー」を充実させたのです。

初めの段階では、マクドナルドの「朝マック」や、牛丼チェーンの「朝定食」など、ファーストフード業界で盛り上がりを見せたこの動きは、次第にファミレスやカフェなどをも取り込み、忙しい朝の時間帯に食事がとれない人の生活を変える、大きな「朝食」ブームになりました。

 

家庭内の朝食を変えた「グラノーラ」の戦略

もともと、「子供のおやつ」としての側面が強かったグラノーラなどのシリアル。

その栄養面の強さを「朝食ブーム」に活かせないかと、2012年頃からはターゲット層を、忙しい朝に悩む主婦層まで広げました。この戦略が功を奏し、2012年のグラノーラ生産量数は前年比49.4%増、生産金額同55.1%増(日本シリアルスナックフーズ協会調べ)と大ヒット。マーケティング戦略の成功が、「ごはん派」か「パン派」の独壇場であった家庭内の朝食を変え、「第3の朝食」を巻き起こしたのです。

 

「第3の朝食」ブームを加速させるのは、間違いなく『飲む朝食』

ここでやっと本題に入りますが、

2015年、飲料メーカーのサントリーが、この「第3の朝食」ブームに目をつけ、「飲料メーカーならではの」革新的な商品を発売しました。

シリアル食品業界世界シェアトップのケロッグとのライセンス契約を交わし、2015年の4月7日に「ケロッグ 飲む朝食 フルーツグラノーラ」の発売を開始したのです。

その斬新かつ挑戦的なCMがこちら。

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cmfun.net

 

「朝食を飲む」という発想

「朝食」ブームに「飲料」メーカーが勝負を仕掛けるなんて、誰が想像したでしょうか。

上のCMを見ていただいた方は、朝早くのオフィスを舞台に「朝食、飲もっと」というフレーズが非常に印象深く残っていると思います。

パンやご飯が「おかず」を必要とすることに対して、グラノーラの魅力は、それだけで美味しく十分な栄養バランスが摂取でき、それをどこでも「飲める」るという点は、忙しい朝に朝食を求めている人にとっては、非常に魅力的です。しかし、これだけが「飲む朝食」の魅力ではありません。

 

今、ブームに「オシャレ」が不可欠だと気付いた出来事

「おいしさ・手軽さ・満足感・栄養バランス」を同時に叶える朝食飲料であることが、サントリー公式HPでも紹介されています。

しかし、この「第3の朝食」ブームにおいて、グラノーラの最大の武器となっているのは、

「オシャレさ」

だと僕は思います。

 

話は少しずれますが、

僕は甘い物が大好きで、パンケーキで有名な「Eggs 'n Things」によく行きます。

そのお店に初めて行った時に、店員さんに言われた「あること」に驚き、そしてパンケーキブームの理由に納得したことを覚えています。

そのセリフとは、店員さんが僕と女友達の子の席までパンケーキを運んだ時に笑顔で言った

「お写真撮りますか?」

というものです。

僕は初めての出来事に、一瞬戸惑い「大丈夫です。。」と遠慮させていただきました。しかし、周りのお客さんたちの多くが写真を撮ってもらっているのを見て、僕は

「パンケーキ屋さんは、『体験』を売っているんだ。。。」

ということに気づき、衝撃を受けました。

SNSにパンケーキを食べている「オシャレな(若者風に言えばリア充な)」写真をあげるところまでが、この人たちにとっての「消費」である

と気付かされ、SNSの普及などの環境の変化に対応した外食産業の進化を肌で感じたのです。

話は少し逸れましたが、要するに僕が言いたいことは

「ブームにとってオシャレは最大の武器」

だということです。

 

健康とオシャレは相性がいい!?

「健康=スマートに生きていくこと」

「健康=オシャレができる」

「飲む朝食」がターゲットとしている30〜40代にとっては、健康に気を遣うことは、今や立派な「オシャレ」であるのです。

グラノーラには、ごはんやパンにはあまりない「オシャレさ」があり、その側面をさらに強め、ブームを加速させるのが、この「ケロッグ 飲む朝食 フルーツグラノラ」ではないかと僕は思います。

 

2015年、「第3の朝食」はさらに存在感を増す!

外食産業から始まり、家庭内でさらに浸透した「朝食ブーム」は、今「飲む朝食」という飲料に姿を変えて、さらに「オシャレさ」に磨きをかけ、忙しい朝に食事を取りやすいカタチに進化しました。

 

「ケロッグ 飲む朝食 フルーツグラノラ」が大ヒットすれば、「グラノーラ派」が「ごはん派」、「パン派」と同等の立場になる日も、そう遠くないかもしれません。

朝ごはんを普段食べている方も、食べていない方も、これを機会に一度グラノーラを食べてみると、新しい朝生活に出会うことができるかもしれませんよ!

 

 

 

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